忙しくて自分の時間がない先生へ
効率化しているのに、なぜ忙しさは減らない?
解決策はコレ
忙しさを減らそうと思ったとき、多くの先生が考えるのは「効率化」です。
でも、効率化で忙しさが減るなら、教員1年目の頃より仕事のスピードが上がっている今、もっと時間に余裕ができているはずではないでしょうか?
経験を積めば、授業準備も早くなります。
保護者対応も少しずつ慣れてきます。
書類の作成も、最初の頃より速くなっているはずです。
それなのに、なぜ今も忙しいのでしょうか。
むしろ、昔より忙しくなっていると感じる先生も多いと思います。
そう感じる人がいるのであれば、
もしかしたら「効率化」について少し誤解をしているかもしれません。
この記事では、なぜ真面目な先生ほど忙しくなるのか。
どうしたらその忙しさから抜け出して自分や大切な人との時間を手に入れることができるんかを紹介します。
先生は日々、
授業準備、教材づくり、会議、保護者対応、成績処理、校務分掌。
毎日やることが多すぎて、
「自分の時間がほとんどない」
「家に帰っても仕事のことを考えてしまう」
「土日も教材準備や授業準備に追われている」
「もっと効率よく仕事をしないといけない」
と感じているかもしれません。
そして、忙しさを減らそうとたどり着くのが「効率化」です。
優先順位を決める。
タスクを洗い出す。
手帳やアプリで予定を管理する。
教材を早く作れるように工夫する。
もちろん、効率化はとても大切です。
でも、こんな話を知っていますか?
今、AIが出てきていろいろな物を効率化よく作ることができるようになりました。
ある、システムを開発する会社が、AIを取り入れ効率化することで、今まで数か月かかる作業を1/10にすることができたそうです。
でも、実際忙しさは、減るどころか今まで以上に忙しくなってしまったそうです。
これは、企業の話なので空いた時間に売上を伸ばすためにもっと仕事をしたのだから、当たり前と思うかもしれませんが、実は学校現場でも同じことが起きているんです。
なぜ学校現場でも効率化して作った時間があるのに、忙しくなるということが起こるかというと理由は3つあります。
一つ目が【パーキンソンの法則】です。
パーキンソンの法則を簡単に言うと、
時間に余裕ができても、その余裕は別の仕事で埋まってしまいやすいということです。
たとえば、効率化して1時間早く教材準備が終わったとします。
でも、その1時間で、
「もう少し教材を直そう」
「明日の授業も先に考えておこう」
「頼まれていた資料を作ろう」
「気になっていた記録を整理しよう」
となりやすい。
結果として、仕事のスピードは上がっているのに、自由な時間は増えないのです。
二つ目が、学校の仕事に終わりが見えにくい仕事が多いからです。
授業準備は、やろうと思えばどこまでもできます。
教材も、もっと分かりやすくしようと思えば、いくらでも工夫できます。
保護者対応も、記録も、資料作成も、丁寧にやろうと思えば終わりがありません。
つまり、学校の仕事には、
「ここまでやったら完全に終わり」
という線を引きにくいものが多いのです。
更に、3つ目は致命的な先生ならではの問題です。
そもそも学校の仕事は、かなり厳しい設計になっています。
子どもが下校した後の短い時間で、授業準備、教材準備、会議、記録、保護者連携、資料作成、翌日の準備などを行う必要があります。
冷静に考えると、この短い時間で全部を抱えること自体に、かなり無理があります。
でも、真面目な先生ほど、
「もっと効率よくやらないと」
「自分の段取りが悪いのかもしれない」
「子どものために、もう少し頑張ろう」
と考えてしまいます。
この、そもそも下校した後の短い時間にという限られた時間に、
パーキンソンの法則と、終わりが分かりづらい業務内容というこの二つのダブルパンチが、効率化でできた、時間にさらに忙しくする時間を埋め込んでしまっていることが多いです。
そして、一番の問題は、なんだかんだで、真面目な先生って能力が高いんで、ある程度できちゃうんですよね。
そしてさらに、少し仕事が早くなると、その空いた時間に別の仕事が入ってきます。
期待される先生ほど、頼まれる仕事も増えます。
真面目な先生ほど、さらに良くしようと時間を使います。
頑張れる先生ほど、気づけば自分の時間がなくなっていきます。
そしてできるあなたは、それをやり遂げてしまうんです。
でも、その一方であなたの大切な時間が残業に消えたり、余裕がなく十分な休養ができず、体や精神的な負担は増えているはずです。
きれいごとを言うわけではありませんが、忙しい本当の問題は、先生の努力不足ではありません。忙しい中で日々業務をこなせているというだけで、努力値をすでに限界突破しているんです。
つまり、効率化は仕事を速く終わらせて、時間を作ることはできるが、それだけでは、あなたが本当に手にしたい時間は増えないという事です。
これが、教員1年目の頃より仕事のスピードが上がっているのに、なぜか昔よりも忙しくなっている理由です。
では、忙しいまま過ごすしかないのかというと、現状を打開する方法はちゃんとあります。
それが、タスクそのものを減らすことです。
これは、お金を貯めるときと少し似ています。
毎日の節約も大切です。
でも、多くの書籍で言われるのは、給料が入ったら最初に貯金分を別の口座に移すことです。
余ったら貯めようとしても、なかなか貯まりません。
時間も同じです。
余ったら自分の時間にしよう。
仕事が終わったら新しいことに挑戦しよう。
落ち着いたら休もう。
そう思っていても、学校の仕事はどんどん入ってきます。
だからこそ、先に時間を作る必要があります。
自分の時間を作りたいなら、
「効率化」や「もっと早く作業する」ではなく
まずは余白を作る。
そのために、まず減らせるタスクを見つける。
仕事もプライベートも大切にしたいなら、まず「抱え続けなくていい仕事」を減らす。
ここが大切です。
だから、先ずはあなたのタスクで減らせるものが無いかを見つけてください。
これが解決策です。そして、実行することができれば、多くの時間がそして、継続してあなたに生まれるはずです。
この空いた時間で、本当に挑戦したいことに余裕をもって取り組めるようになります。
余裕があるから続く。
続くから成果が出る。
成果が出るから自信がつく。
そして、その経験がまた仕事にも還元されていきます。
忙しさを減らすことは、ただラクをするためだけではありません。
先生自身が学び続けるため。
新しいことに挑戦するため。
子どもによりよい指導を返していくため。
大切な人との時間を過ごすために
そして、自分の生活を大切にするために必要なことです。
全国の教員の働き方の調査を見ると、
授業や教材準備/会議/資料作成/保護者対応/成績処理のような項目が上位にきます。
その中でもばらつきありますが授業準備と教材準備に1週間で7~10時間使っているというデータがあります。この部分はなかなか減らせそうにないですが、これを減らすことができれば、毎週まとまった時間をあなたに返ってきます。
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