保護者対応で困っている先生へ|アシスティ/まなとも広場

保護者対応で困っている先生へ
「不信」か「信頼」かトラブルになる前の関係が大切

保護者対応で、

「誤解されたらどうしよう」
「困ったことを伝えたら、トラブルにならないかな」
「保護者の方にどう思われるかな」

と考えてしまい、保護者対応に苦手意識をもっていませんか?

保護者対応は、先生である以上、避けて通ることができない大切な仕事です。

そして、保護者の方から信頼されているかどうかで、日々の連携のしやすさは大きく変わります。

仮に、保護者の方との信頼関係が十分にできていなかったらどうでしょうか。

教育活動に賛成してもらえなかったり、
小さなミスを強く受け取られてしまったり、
必要な相談をしているのに、なかなか理解してもらえなかったりすることがあります。

関係ができていないからこそ、説明に時間がかかり、誤解を解くやりとりも増え、結果として先生自身の精神的な負担が大きくなってしまうかもしれません。

そうなると、余計に保護者の方へ連絡するのがしんどくなってしまいます。

反対に、保護者の方から信頼されているとどうでしょうか。

「先生なら信頼できる」
「ちゃんと我が子のことを見てくれている」
「子どものために伝えてくれている」

そう感じてもらえると、先生の提案や相談にも前向きに耳を傾けてもらいやすくなります。

困ったことを伝える場面でも、必要以上に身構えられにくくなり、お互いに子どもの成長を同じ方向から支えやすくなります。

つまり、保護者対応は何となく行うものではなく、日頃から少しずつ丁寧に積み上げていくことが大切です。

でも、保護者対応で悩まれている先生の多くは、

「どう連携するか」
「どう伝えるか」
「どう説明すれば納得してもらえるか」

という部分に意識が向きやすいです。

もちろん、伝え方も大切です。

ただ、保護者対応で本当に大切なのは、上手に話すことだけではありません。

大切なのは、先生と保護者の方との間に、信頼の土台をつくっておくことです。

信頼の土台ができていると、保護者対応は必要以上に怖いものではなくなります。

では、その信頼の土台はどうやって作ればいいのでしょうか。

まず振り返ってみてほしいのが、保護者の方へ連絡する内容です。

「友だちとトラブルになりました」
「忘れ物がありました」
「学校の物が壊れました」
「熱があります」
「持ち帰らせる物を忘れてしまいました」

このように、何か問題が起こったときだけ連絡をする形になっていないでしょうか。

もちろん、トラブルや体調不良、必要な連絡があるときには、保護者の方へ伝える必要があります。

ただ、学校での我が子の様子を直接見ることができない保護者の方にとって、学校からの連絡がいつも困ったことばかりだと、

「また何かあったのかな……」

と感じやすくなります。

これでは、信頼の土台はなかなか築きにくくなります。

場合によっては、

「学校からの電話に出るのが怖い」
「うちの子の悪いところばかり伝えられる」
「ちゃんと見てもらえているのかな」

と思われてしまうこともあるかもしれません。

反対に、日頃から子どものよい姿や小さな成長を伝えておくと、保護者の方との関係は少しずつ変わります。

たとえば、

「今日は自分から挨拶できました」
「前より少ない支援で活動できました」
「この教材には集中して取り組めていました」
「トイレの後にスリッパをそろえられました」

こうした小さな成長で十分です。

保護者の方が気づきにくい学校での姿を伝えることで、

「細かいところまで見てくれている」
「うちの子のことを分かってくれている」
「困ったことを伝えるときも、子どものために言ってくれているんだ」

と感じてもらいやすくなります。

つまり、保護者対応で本当に難しいのは、信頼の土台が少ないまま、困ったことだけを伝えなければいけない状態になることです。

だからこそ、問題が起きていない日から、小さな信頼を積み上げておくことが大切です。

そして、その信頼をより積み上げるために身につけたいのが、信頼される伝え方です。

保護者の方は、我が子のことをよく知っています。

でも、特別支援教育の支援方法や、教材のねらい、活動の意味までは、分からないこともあります。

だからこそ、子どものよい姿を伝えるだけでなく、

「なぜこの活動をしているのか」
「今どんな力を育てようとしているのか」
「この教材が、子どものどんな成長につながるのか」

を分かりやすく伝えることが大切です。

子どものよい姿と活動の意味を合わせて伝えることで、保護者の方は、

「ただ活動しているのではなく、この子のために考えてくれているんだ」

と感じやすくなります。

僕自身、保護者対応は得意な方ではありませんでした。

それでも、保護者の方との信頼の土台を意識して関わることで、
「6年間、先生に見てもらいたい」
と言っていただけることもありました。

保護者対応は、特別な話術だけで決まるものではありません。

子どものよい姿を見つけること。
小さな成長を伝えること。
活動や支援の意味を分かりやすく伝えること。
そして、保護者の方も子どもの成長を願っている存在として関わること。

この積み重ねが、信頼の土台になっていきます。

まなとも広場では、保護者との連携方法について詳しく学べる動画を用意しています。

動画の中では、どのくらいの頻度で連絡をしたらいいのか、どんな内容を伝えると信頼につながりやすいのか、支援の根拠をどのように説明すればよいのかなど、保護者対応で意識したいポイントを具体的に解説しています。

保護者対応についてもっと詳しく知りたい先生は、まずは動画を確認してみてください。

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