子どもの意欲を引き出したい先生へ
「やってみたい」を引き出す引き出しを、いくつ持っていますか?
子どもに活動へ向かってほしいのに、
「なかなか取り組んでくれない」
「声をかけても動き出せない」
「すぐに飽きてしまう」
「やらされている感じになってしまう」
そんな悩みはありませんか?
先生としては、子どもの力を伸ばしたくて活動を用意している。
今の実態に必要だと思うから、教材や課題を準備している。
それなのに、子どもが見向きもしてくれない。
何時間もかけて準備した教材でも、子どもの興味関心を引けなければ、活動に向かってくれないことがあります。
これは、先生にとってかなりつらいですよね。
でも反対に、子どもが興味をもった活動はどうでしょうか。
こちらが細かく指示をしなくても、自分から見ようとする。
触ってみようとする。
「やりたい」と言って、前のめりに参加する。
意欲を引き出して、子どもが「やってみたい」と思いながら主体的に取り組む活動。
意欲が高まらず、「やらされている」と感じながら取り組む活動。
たとえ同じ活動をしていたとしても、子どもの経験や成長には大きな差が生まれます。
子どもの意欲が引き出されているかどうかは、実は見分けるのがそれほど難しくありません。
先生が思わず、
「ちょっと待って」
「まだ触らないよ」
「順番だよ」
と言いたくなるくらい、子どもたちが前のめりになっているかどうか。
そこに、子どもの本当の意欲が表れることがあります。
では、その意欲はどうやって引き出せばよいのでしょうか。
よく使われる方法の一つに、シール、ごほうび、好きなキャラクターなどがあります。
「これが終わったらシールがもらえる」
「好きなキャラクターだから取り組める」
「終わった後に楽しみがあるから頑張れる」
子どもの実態によっては、こうした外側からのきっかけで、活動に向かうための最初の一歩を踏み出しやすくなることがあります。
だから、ごほうびや好きなものを使うこと自体が悪いわけではありません。
大切なのは、そのごほうびを、どの場面で、どのように使うかです。
外側からのきっかけだけに頼り続けると、子どもは「もらえるからやる」という形になりやすく、活動そのものへの意欲にはつながりにくいことがあります。
反対に、もともと好きで取り組んでいる活動にごほうびをつけすぎることで、
「楽しいからやる」
ではなく、
「もらえるからやる」
に変わってしまうこともあります。
つまり、意欲を引き出すには、ただ報酬を用意すればよいわけではありません。
子どもが活動そのものに対して、
「あれ?」
「どうして?」
「やってみたい」
「もっと知りたい」
と思えるきっかけを作ることが大切です。
例えば、セブンイレブンのロゴを思い浮かべてみてください。
実は、アルファベットの中に一つだけ小文字が使われています。
どの文字か分かりますか?
こう聞かれると、頭の中でロゴを思い浮かべたり、答えを知りたくなったりしませんか?
これは、すでに知っているものの中に、少しだけ「ズレ」が生まれたからです。
「知っているはずなのに、分からない」
「見たことがあるのに、気づいていなかった」
「え、そうだったの?」
この感覚が、意欲の入り口になります。
子どもに意欲がないのではなく、先生が用意した活動と、子どもの「やってみたい」が重なっていないだけかもしれません。
先ほどのように、知っていることとのズレを作る方法は、意欲を引き出すための型の一つです。
こういった型をいくつ知っているか。
ごほうびをいつ使うのか。
そして、実際の活動や子どもの実態に合わせて、どう使い分けることができるか。
そこが変わると、授業の質は大きく変わっていきます。
今回は、子どもの「あれ?」「どうして?」「やってみたい」を引き出す方法として、「ズレ」やごほうびの使い方に少し触れました。
ただ、意欲を引き出す方法はこれだけではありません。
まなとも広場では、子どもの意欲を引き出すための型や、その型を授業の中でどう使うのかを、動画で詳しく解説しています。
また、外発的なごほうびを使った意欲づけについては、否定的に見られることもあります。
でも僕自身は、ごほうびを使うこと自体が悪いとは考えていません。
大切なのは、ごほうびに頼りきることではなく、子どもが活動に向かうきっかけとしてどう使い、そこから活動そのものの面白さや意味につなげていくかです。
その考え方についても、動画の中で詳しく解説しています。
子どもの意欲を引き出したい先生は、まずこの動画を見るだけでも、
「今行っている活動に、少し工夫を加えるだけで意欲を引き出せるかもしれない」
「子どもの“あれ?”を作れば、授業がもっと盛り上がるかもしれない」
「ごほうびの使い方も、もう少し考えて使えそう」
と感じてもらえるはずです。
動画を見たあとには、
「この活動でも使えそう」
「次の授業で試してみたい」
「この子には、この引き出しが合うかもしれない」
という新しいアイディアが浮かんでくると思います。
子どもの「やってみたい」を引き出す授業づくりに悩んでいる先生は、まは動画を確認してみてください。
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